1.期間
スペイン留学では、短期・長期の2つの選択肢があります。
まず、短期留学の場合、
日本からならビザが要らず、観光で3ヶ月間滞在できます。
だから、事前にしなければならないのは、場所を決めて、学校の手続きをするだけ。
大体大きな学校では、住むところの手配等もしてもらえるので、スペインは初めての人でも簡単に留学できます。
ただ、ここで注意しなければいけないのは、スペインは観光で入った後、スペイン内でビザの延長・変更ができない点です。
もし、3ヶ月だけの予定で学生ビザを持たずに入った場合、「やっぱりもう少し勉強を続けたい」と思っても、正式にビザを取得するには一度日本に帰国し、在日スペイン大使館にビザの申請をしなければなりません。
また、観光ビザで3ヶ月滞在した場合、その後3ヶ月間は入国できません。
ですから、短期留学は簡単だからといって安易に決めず、どのくらい勉強したいのか、滞在したいのかをよく考える事をお薦めします。
長期留学の場合は、学生ビザの取得が必要になります。
学生ビザは、在日スペイン大使館で発行してもらえますが、まず学校を決めて、学校に入学申請し、その学校から入学許可の書類を受け取ることが必要になります。
その他、申請書、写真、パスポート、残高証明書等必要書類を用意し、申請を行います。
大体ビザ発行には1,2ヶ月かかるといわれているので、早めに学校から書類を受け取ることが大切です。
詳しくは、
スペイン大使館
〒106-0032 東京都港区六本木1-3-29 (日比谷線神谷町駅4出口)
TEL:03-3583-8533
FAX:03-3582-8627
申請・受領時間: 月〜金曜の9:00〜12:30
(土曜、日曜、日本の祝祭日、10/12、12/6、12/25は閉館)
ビザに関しての問い合わせは手紙かFAXのみで受け付けているようです。
2.場所
スペイン留学をする際、場所はとても大きな意味を持ってきます。
なぜなら、スペインの中にはスペイン語以外の言語を話す地域があるからです。
その中でも、特に重要なのがバルセロナを含むカタルーニャ地方です。
学校ではもちろんスペイン語を学べますし、カタルーニャ地方に住んでいる人は
スペイン語だけでなくカタルーニャ語(Catalan)も話すバイリンガルがほとんでなので、
スペイン語でのコミュニケーションに問題はありませんが、彼等の第1言語はスペイン語ではなく、
カタルーニャ語(Catalan)なのです。そのため、電車の中や街でスペイン語のシャワーを浴びるのは
少し難しいです。TVでも、いくつかのチャンネルはカタルーニャ語(Catalan)です。
このカタルーニャ地方以外に、ガリーシア、バスクでも独自の言葉があります。
ですので、そのことを念頭に置いて、場所を選んぶ事をお薦めします。
ただし、バルセロナはそれを補っても余りある、魅力のある都市です。
特に夏は、授業の後に海に行ったりと、アフターも充実です。
バルセロナ以外で人気があるのは、やはりマドリッド、そして大学都市であるサラマンカです。
セビリアやグラナダもとても素敵なところですが、もし短期で夏休みを考えているなら、少し暑いかもしれません。
特にセビリアは今年の夏52度を記録したことがあるので、真夏でしたら、少し北がお薦めです。
気候や勉強以外に興味があること等もじっくり考えて、場所を決定して下さい。
次回は、お薦めの学校です。
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